仕事をしながら都内のイタリア語学校に2年間通って語学力を磨いてきた私。どの程度上達したのか確かめたい、そして大好きなフィレンツェにゆっくり滞在して、イタリアのくらしを体験してみたい。
1週間のプチ留学は、そんな私の願いを叶えてくれました。
月曜から金曜日までの5日間、文法と会話をみっちり学びました。1クラス10名ほどの少人数制で、授業はとにかく会話重視。母国語はもちろん、英語もNG。すべてイタリア語でした。電子辞書も使わせてもらえず、「私が辞書よ。私に質問して」と先生。
会話に苦労していた私は、わからなければ何度でも手をあげて質問し、授業についていきました。夜はホームステイ先で勉強。毎日出る宿題に加え、授業で聞き取れなかった単語をふり返ったり、復習と予習を必ずしていました。日本でもイタリア語を勉強してきましたが、短期間でよりたくさんのことを身につけることができました。
私のホストファミリーは、年金生活をされているご夫婦のお宅でした。お子さんが独立して部屋が空いたので、留学生を受け入れているとのこと。夕食はいつもマンマがイタリア家庭料理をふるまってくれました。日曜日は、近くに住む息子と娘さんの家族が集まって食事をするのが習慣。みんなで私を歓迎してくれて、家族団らんのひとときを一緒に過ごさせてもらいました。
平日の午後は、授業が終わったあとの時間を利用して、イタリアを満喫しました。
たとえば、学校に「料理を学びたい」とリクエストしたら、自宅でイタリア料理を教えている先生のプログラムを紹介してくれました。作ったのは、手打ちパスタとメインディッシュとドルチェ。ワインを飲みながらの楽しいイタリア料理体験でした。学校の先生の案内で、フィレンツェの街を散策するプログラムにも参加。ミケランジェロ広場や古代遺跡などを歩いて巡りました。解説をすべて理解できたわけではないけれど(笑)、先生はゆっくりと丁寧に話してくれました。自分のクラス以外の人と友達になれたこともうれしかったです。
イタリアの代表的な朝食コルネット、ビスケットやヨーグルトと一緒に、おいしくいただきます。
イタリア語しか使えないから、短期間でも語学力アップを実感!
いろいろな国から集まった留学生と一緒に食べるランチタイムは、とっても刺激的。
街を散策したり、課外プログラムに参加したり、午後もアクティブに。
ホームステイ先のマンマが、毎晩ごはんを作ってくれました。
明日はもっと、うまく話したいな。そう思うと勉強もはかどります。
フィレンツェのまわりには、日本ではまだあまり知られていない、魅力的な町がいっぱいあります。授業のない土曜日を利用して、日帰り旅行を計画しました。歴史地区として世界遺産に登録されているシエナやサン・ジミニャーノ、崖の上の都市として知られるオルヴィエートを巡り、中世から続く美しい街並みに感動。「またイタリアに来たい」という想いが強くなりました。
ヴェッキオ宮やウフィッツィ美術館、ルネサンスの名作が多く収蔵されているなど、フィレンツェだけでも見所はたくさんあります。レストランでトスカーナ料理をじっくり堪能して、勉強を頑張った自分にご褒美を。
ヴェッキオ宮やウフィッツィ美術館、ルネサンスの名作が多く収蔵されているなど、フィレンツェだけでも見所はたくさんあります。レストランでトスカーナ料理をじっくり堪能して、勉強を頑張った自分にご褒美を。
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