この分野の特徴
長い伝統を誇り、かつ常に革新的なアプローチを続けるファッション、デザイン、建築の分野には、バリエーションに富んだ学びの場があります。
ファッション部門では、「ドルチェ&ガッバーナ」や「モスキーノ」など国際的なブランドの多くのデザイナーがイタリアの学校で学んでいます。センスと機能性の両立が求められるインテリア・デザインでもイタリアは高い評価を得ています。
また、世界遺産数トップのイタリアでは、景観保護法により美しい街並みや風景の維持が義務付けられています。歴史的建造物や自然を保護しつつ現代に活かすイタリアの建築には、学ぶところが数多くあります。
また、ファッションとデザインの分野を中心に英語だけで講義が行われる学位取得コースが増えており、専門分野を英米圏と同様に学べますので、世界各国のブランドでイタリアならではの学びを生かせます。
学校の中に留まらない学び
この分野のイタリア留学は学びが学校の中だけではないことも特徴的です。暮らしに根付いた文化芸術への高い意識は留学生活に大きな刺激を与えます。
国際的なファッション&デザインの展示会が各地で数多く開催されています。多くはBtoBのイベントで就職活動に向けたネットワーキングも行えます。期間中、特別なイベントも随所で行われ、街は華やかな熱気に包まれます。
また、その高い技術力を細部に渡って体感できるファッション&デザインの博物館も各地にあり、開催される貴重な展示を見逃せません。
また、文化芸術への高い意識が暮らしに根付いているイタリアで生活することは、それだけで大きな刺激となり、感性や発想力を磨くことができます。
このコースに注目!
Digital and Interaction Design
ウェブサイトやスマホから、家庭用・業務用のAIマシンまで、インタラクティブ・デザインの応用の場は拡大の一途。最新の技術の取得と活用をめざす。
Fashion Cultures and Technologies
企業成長に向けたブランディングや、ファッション、デザイン業界で必要とされる技術を学ぶ。
Fashion Editor – Styling and Communication
ファッション・ジャーナリスト、またはファッション・ブランドにおける広報に必要なものは何か、多角的な視点を身につける。
Theatrical Makeup Artists and Hair Stylists
映画、舞台向けのメーキャップ・アーティスト、ヘアスタイリストを育成する。
Fashion Law
デザインの盗用対策など、ファッション業界に特有の法律問題の専門家を育てる。
代表的な大学
学べる教育機関
ミラノ工科大学をはじめ、ローマ・サピエンツァ大学、フィレンツェ大学などが人気。
ヴェネツィア建築大学では都市計画、インテリア、工業デザインのほか、ファッションやヴィジュアル・アートまで広くカバーしており、イタリア全国はもとより、世界中の学生が集まっています。
さらに、総合大学ではファッション・ジャーナリズムやマネージメント、持続可能な建築と環境デザインなど、より多角的にこの分野を学べるコースもあります。
Topics
- ミラノ・コレクションやピッティ・ウォモなどのファッション・イベント、国際家具見本市ミラノ・サローネやヴェネツィア建築ビエンナーレ等、イタリアは世界中のプロが集まる催しが目白押し。美術館や歴史遺産も身近にあり、文化芸術への高い意識が大きな刺激に。
- ヨーロッパにおける家具・インテリアの生産は、イタリアとドイツが毎年トップを競っているが、高級家具部門では、イタリアがダントツ。EU圏外への輸出も順調に増加。
- 最先端技術とデザイン力の集大成、豪華ヨットの製造は、イタリアの十八番。世界の生産の約半分をイタリアが担っています。
留学体験談
Fashion
Design
- トビタテ! 留学JAPAN イタリア留学でプロダクトデザインを学ぶ
- その後 本当にやりたいことに挑戦しようとイタリアへ
- トビタテ! 留学JAPANでアーティストのアシスタント体験
- 《異国の街に東京をみる》ミラノからの学び
- 2カ国で学ぶデザイン
- デザインで人と人をつなぐ留学
- 金属3Dプリンタの造形装置開発
Architecture