留学前に調べておく必要があることのひとつに、「入学試験」が上位に挙がります。実際に経験した留学体験者の言葉やエピソードは何よりも貴重。大いに参考にして、留学に役立てましょう!
主な入学試験は、書類審査(選考)、筆記試験、口頭試験の3つ。
実際の試験は大学のコースごとに異なります。単独あるいは書類審査と筆記または口頭試験、筆記と口頭試験の組み合わせや、またすべての試験があるコースもあります。
コースの募集要項などでよく確認しましょう。
一般的な書類審査では、日本で卒業した学校の卒業・成績証明書、志望動機のエッセイ、経歴書などを送って選考されます。イタリアまで受験に行く必要がないので便利です。
また、2020-2021年度からイタリア大学省の専用サイト「www.universitaly.it」を通してのオンライン出願申請が開始されました。出願申請先の大学が、オンライン出願申請時にアップロードされた卒業・成績証明書を審査して、合否判定を行うケースも増えており、9月の入学試験の受験が不要になる場合もあります。
留学希望先大学のホームページです。ここに年度ごとの各専攻コースの「募集要項」が発表され、この中に入学試験情報が含まれています。基本はまずこの「募集要項」をしっかり読み込みましょう。
「募集要項」は、各専攻コースの開講目的、取得できる学位、その取得に必要な科目・単位数などコース開講に関わる規定から、募集・選考:募集定員、出願資格、出願申請手続きや必要書類、入学試験、入学手続き、各種締切日、また奨学金など、重要な情報が書かれています。
「募集要項」読み方のポイント
・大事な情報が満載です。何度も読み直しましょう!
・入学試験は、実施期日や方法(対面やオンライン等)の他に、試験の出題内容やその採点基準なども書かれています。
・日本のようにEU圏外からの出願申請の注意事項も要チェックです。
・募集要項がホームページに発表されていない場合は、大学の事務局に直接問い合わせましょう。
事前にコース責任者の教授にコンタクトをとって研究内容などについて問い合わせました。研究計画書が一番重要だというアドバイスがあり、その作成に一番時間をかけました。また口頭試験では、自分の研究内容をきちんと説明し、ある程度議論ができるような準備を。
友人を相手に何度も口頭試験の練習をして、内容や表現が的確か、わかりやすいかどうかなどをアドバイスしてもらいました。一次選考の書類審査は順位が低かったのですが、練習の成果もあり、口頭試験では専門に関連した経歴や志望動機などを積極的に伝えることができ見事合格!
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