デザインの展示会

Design

古代ローマの時代から、イタリア人は服の生地やデザイン、 住まいやインテリアに対するこだわりが顕著であったと言われています。
それは古来より、服装や道具、生活環境に対するイタリア人の感性が非常に豊かであったことを物語っています。 日常の暮らしに敏感なイタリア人のファッションとデザインの歴史をひも解いてみましょう。

イタリアで工業が盛んになったのは1800年代末から1900年代初頭にかけて。トリノ、ミラノ、ジェノヴァといった北イタリアの三角地帯が中心となり発展してきました。自動車メーカー『フィアット』が1899年に創業してから、イタリアの工業は飛躍的に拡大します。以来、フィアット、アルファロメオ、フェラーリといった自動車やヴェスパなどのスクーター、オリヴェッティのタイプライターなど、遊び心と高い技術が融合した製品が世界中に広がっていきました。近代においては、建築や照明、また家具や文房具にいたるまで、さまざまな「メイド・イン・イタリー」のデザインが、私たちの暮らしを彩っています。

ファッションとデザインの国・イタリアでは、国際的なファッション&デザインの展示会が各地で開催されています。多くはビジネス向けのため入場は困難ですが、期間中、特別なイベントも随所で行われ、街は華やかな熱気に包まれます。

ミラノサローネ国際家具見本市

Milano Design Week Salone Internazionale del Mobile
Milano
4月
1961年からの歴史を持つ世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」。毎年世界中から50万人以上もの入場者が訪れるミラノの一大イベントです。家具はもちろん、インテリア用品、家具素材、キッチン・トイレタリー、照明器具など、デザインと技術の最新トレンドが集結。隔年で照明とキッチンにテーマを分け、交互に見本市を開催しています。

フオーリサローネ

Milano Design Week・Fuori Salone
Milano
3〜4月
「サローネの外(フオーリ)」という名称どおり、国際家具見本市の期間中、会場の外で市内の家具デザイナーやメーカー関係者らが自発的に行っている展示会。ミラノの街全体が展示会場となる活気あふれるイベントです。

ミラノ・トリエンナーレフェスティバル

Triennale di Milano
Milano
1923年にモンツァで始まった歴史あるデザイン、ファッション、建築などの芸術博覧会。2016年のテーマは“21世紀 デザイン・アフター・デザイン”。デザインが担う未来社会への重要な役割を探ります。

Operæ インディペンデント・デザイン・フェスティバル

Operæ Independent Design Festival
Torino
11月
今年で7回目を迎えるトリノのデザイン・フェスティバル「Operæ」は、コンテンポラリー・デザインの作品やクリエイターたちと直に触れ合える貴重なイベント。一般にも公開されており入場も可能(有料)。

オープンデザインイタリア

Open Design Italia
Vicenza
6月
「オープンデザインイタリア」は才能あるデザイナー、メーカー、職人らの起業を支援する目的で2010年にスタートしたイベントです。新たな才能を世界中から募るデザインの国際コンクールも期間中に行われます。

その他の展示会

国際職人展

Mostra internazionale dell'artigianato
Firenze
4〜5月
靴、ジュエリーなど、古くから職人の街として知られるフィレンツェで毎年春に開催されている「国際職人展」。服やアクセサリーはもちろんお菓子の職人たちまで、世界中の腕自慢が一堂に会します。一般入場可。

ミラノ国際物産展

Artigiano in fiera
Milano
11・12月
毎年約30万人もの来場者が訪れるミラノ名物の物産展。会場には世界110カ国を超える伝統工芸や伝統文化の担い手たちがブースを並べ、来場者との触れ合いを楽しみつつ作品を展示販売します。入場無料。