トビタテ! 留学JAPANでイタリアのベンチャー企業の研究活動を体験

堀井 力城

さん

イタリアのベンチャー企業のインターンシップで、世界レベルの研究に立ち会う

留学体験談

研究者こそ世界を知ることが大切

大学4年生で研究を始め、科学や研究は国境も文化的な壁も越えたものだと実感するようになりました。多くの研究者が世界に向けて論文を発表していることから、自分も日本を出て海外の研究の場に身を置いてみたいと考え、留学を決めました。
イタリアで学ぶことにしたのは、在籍大学の教授がヴェネツィア大学内にあるベンチャー企業のインターンシップを紹介してくれたからです。ナノテクノロジーと光学材料分野の研究者たちによって2012年に創設された会社でした。
優秀な研究者が集まり設備も充実した環境でインターンシップを体験することで、高い研究技術や問題解決能力、多角的思考力などを磨くとともに、世界レベルの研究やものづくりに対する姿勢と熱意、実際の研究業務について学べると考えました。

努力を認められたことに力を得る

インターンシップ先では、無機蛍光体に関わる研究を担当しました。基本的には指導者はおらず、自分で考えて研究を進めなければなりませんでした。周りの方々はみな忙しそうで声をかけられず、最初は途方に暮れました。
このままではいけないと、二つのことを決めて実行しました。知識がない分、人よりも多く手を動かすこと、そしてわからないことはうまく工夫して教えてもらうことです。できるだけ効率よく実験が行えるよう工夫し、疑問点はレポートにまとめて短時間でディスカッションできるようにしました。その結果、熱意も伝わり、文献の紹介やアドバイスをもらえるようになりました。
思うように研究が進まず四苦八苦している時、尊敬している研究者から「結果が出なくても手を動かし続けることが大切。あなたはそれができているから大丈夫」と声をかけていただいたことが大きな励みになりました。そんな試行錯誤が続く留学中、ヴェネツィア独特のバーカロという立ち飲みのバーで友達と語り合ったことがよい思い出です。

研究室の人たちとホームパーティ
ゴンドリエーレたちとフットサル

今、そしてこれから

インターンシップで身についた実現への行動力

インターンシップ中、自分を信じて困難を乗り越えた経験から、「信じること」の大切さを学びました。また、うまくいかない時も「できない」と思考停止するのではなく、「どうすればできるだろうか」を考え、目標を達成、あるいは実現するために自分で行動できるようになりました。そして、具体的な例では、まず英語論文を発表するために日々研究に取り組んでいるところです。

  • 留学準備で一番大事なことは何でしたか?
  • 留学先では新しい研究を行いましたが、事前にその分野について学んでおくことが大事です。事前に対象の分野がわからない状況でも、その分野で必須となる知識や能力を見極めて準備してください。学びで得られるものは格段に増えると思います。
  • 留学を目指す後輩へメッセージを。
  • 留学を終えた時、自分がどうなっていたいのかを明確に想像しましょう! 留学期間を逆算して日々過ごすことで密度の高い留学生活が得られると思います。