多国籍の環境、英語で学べる文化・芸術マネージメント

小林 志乃

さん

多国籍の友人に揉まれながらの
充実した生活

留学体験談

英語コースで感じたメリット

イタリア留学への背中を押してくれたのは、英語を使って学べるコースの存在イタリア語には自信がないけど、英語ならなんとかなる! と思えたんです。勉強したかったのは、文化・芸術マネージメント。これは文化や芸術が持つ問題を経済的アプローチによって分析する学問で、文化と芸術の国イタリアで学ぶのにこれ以上ふさわしいものはないと思ったのです。
ボローニャ大学の大学院で学ぶために、まずは学部の単科コースを受講しました。経済や経営の基礎的な知識を身に付けるとともに、街や学校の様子を知るためです。
私が受講したクラスは、半分はイタリア人、半分は海外からの留学生がいて世界中の人たちと文化交流が出来ました。イタリア人のクラスメイトも英語を共通言語として話せるので、イタリアの文化や生活について詳しく聞くことができたのはよかったです。

私のクラスメート
クラスメイトと美術館視察
コースの瞬間
授業の様子

文化の違いを乗り越える

もっとも、時には文化や価値観の違いによる衝突も起きます。私自身、どうしても納得出来ないことがあり、悩んだことも。しかし、問題となった友人と何度も話し合い、他の友人にも相談することで乗り越えました。
文化の壁を越えることの難しさを痛感しましたが、貴重な経験になったと今では思っています。
それにしても、文化と歴史が詰まったボローニャの街での生活はとても充実したものでした。
なにげなく街を歩くだけで文化や芸術に触れられることが、この上ない贅沢に感じられました。
研究面でも教授と一緒にエミリア・ロマーニャ州やボローニャ県などの機関でインタビューする機会を得て、文化政策についての意見を聞くなど多くの収穫がありました。大学院の試験にも無事合格し、この9月からは院生として研究を進めています。

言語を勉強する
授業の様子
リラックスした一日
リラックスした一日
  • 日常生活で気をつけていたことは?
  • 様々な情報や、手続きに必要な書類などが常に変更されるので、事務手続きの期限や滞在許可証の情報を常にチェックしていました。
  • 授業には苦労せずについていけましたか?どのような工夫をしましたか?
  • テキスト、授業は全て英語なのでなんとかなりますが、カンファレンスなどはイタリア語の場合もあり、その時には、イタリア人の友人と一緒に行って通訳してもらいました。
  • 現地の生徒や学生について、日本と違うと感じたのはどんなところでしたか?
  • 意見交換が活発なところ。教授の発言に食ってかかる生徒もいて、そこで大討論会が始まったりするなど、自分の意見を相手に伝えようとする姿勢は日本での授業風景とは全く異なると感じました。
  • これから留学する方へのメッセージをお願いします。
  • イタリアは地域によって全く異なる顔を持っています。それぞれの土地で、自分にしかできない経験を存分にしてください!