Jazzを独自に進化させたイタリアで自分の音楽を追究

山本 智永

さん

自分らしい音楽を追求したいと考え、「これができるのはイタリアしかない!」と思いました。

留学体験談

クラシックの基礎と独自性を融合するイタリアンジャズ

イタリアンジャズを初めて聴いた時、衝撃が走りました。イタリアンジャズは、基本にクラシックの基礎を残し、かつ至る所にオリジナリティを築き上げています。自分らしい音楽を追求したいと考えていた私にとって、「これができるのはイタリアしかない!」と思いました。 苦労はたくさんしましたが、中でも大きかったのは語学の問題です。音楽留学の場合、語学が分かっていることを前提とした授業となります。今も完璧とは言えませんが、最初の頃は何も分からなくて、授業の度に泣きたくなりました。
しかし、Triennioの卒業試験で、最優秀で卒業することができ、その前後から外での演奏活動にも声をかけていただく機会が多くなりました。多い時で月7本程度コンサートに呼ばれることもあります。「外国人の私で良いのだろうか?」と思うこともありますが、「君だから頼みたい」と言われた時には感動しました。

ローマの歴史的中心部でのコンサート
ローマ歴史地区で行われた公演
友達と一緒に
友達と一緒に

イタリアで学ぶ「音楽」というエンターテイメントの形

イタリア人の皆は、練習や譜読みなどをして来ませんが、本番前の集中力はすごいです。10時間ほぼ立て続けにリハーサルをしたこともありました。彼らの練習に、徹底的に付き合うしかありません。でも、いつからか適度に力を抜く方法を思いつきました(笑)。
イタリアで音楽を学ぶうちに、「エンターテイメントとはどうあるべきなのか?」ということを考えるようになりました。なかなか難しいことですが、可能な限り、聴きに来てくださった方が五感で楽しめるような演奏をめざしています。

ジャズレッスン
ジャズレッスン
クラスとの集合写真
クラスメイトと一緒に