この分野の特徴
経済・経営学・財政学は、欧州最古のボローニャ大学をはじめイタリア各地の大学で学ぶことができます。国際的に評価が高いビジネス・スクールもあり、卒業生は国内のみならず、ヨーロッパの経済界でも広く活躍しています。
各大学が、英語で学べる学位取得コースにいち早く力を入れてきた分野であり、数多くのMBAが開講されています。
イタリア内外の企業と提携し、インターン研修も積極的に取り入れているほか、就職サポートはもちろん、起業をめざす方への支援等、世界の経済界へと羽ばたくためのバックアップも充実しています。
また、経営学への学際的アプローチとしてイタリアの誇る各分野(ファッション、食文化、美術、観光など)に特化したマネジメントの専科コースも人気です。特に、ものづくり、美食、インバウンドなどは、日本とイタリアに共通する分野であり、日本でも関心が高まっています。
このコースに注目!
Fashion Culture and Management
企業成長に向けたブランディングを学び、ファッション、デザイン業界のコミュニケーション・コンサルタントをめざす。
Innovation and Organization of Culture and the Arts
舞台芸術、マクロ経済学、イベント制作、文化政策等、アート・マネジメントに関する様々な分野を体系的に修得。
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Tourism Economics and Management
持続可能な観光、産官連携や地方活性化など、21世紀の観光キーワードに基づいたマネージメントを学ぶ。
Food Innovation & Management
消費トレンドを理解し、生産者・消費者・行政を見据えた革新的なソリューションを考える食のコンサルティングを学ぶ。
代表的な大学
ボッコーニ大学 Bocconi University
- インターナショナル・ビジネス・スクールとして、国際的にも評価が高く各種ランキングでもトップを争う私立大学。
- MBAなど修士課程はもちろん、学部から英語で学べるコースも充実。
- ビジネスに特化した大学として、その分野における巨大な国際ネットワークを誇り、就職活動などにも有利。
ボローニャ大学 University of Bologna
- グローバルMBAは、イタリアならではの分野に特化したコースが特徴。
- 欧州経営開発財団(European Foundation of Management Development)より、国際的なビジネス・スクールとしてEPAS認証を獲得しています。
Topics
- イタリアの小さな町や村に暮らすように滞在できるアルベルゴ・ディフーゾは、休眠する部屋や建物を有効利用し、一元管理の下で観光客に貸すというビジネスモデル。少子高齢化の進む過疎地を活性化させると同時に、旅行客に唯一無二の体験を提供。イタリア発の、地域一体型の新しい観光事業として注目を集めています。
- ヨーロッパ19カ国で流通する共通通貨ユーロの金融政策を担う欧州中央銀行、その総裁を2019年10月まで務めていたのがイタリア出身のマリオ・ドラギ氏。ドラギ氏はイタリア国内でも、コーポレートガバナンスにかかわる法律の制定にも携わるなど国際的に活躍する経済学者。