主要都市と小さな街

数千年の歴史と文化

個性豊かな20の州と彩りあふれる「食」

歴史的に、大小さまざまな都市国家が競い合い切磋琢磨して個性豊かな文化を生み出してきました。

国際色豊かな主要都市ではさまざまな国籍の人々との交流やイベントが体験できます。また、独自の歴史、文化、自然に溢れた郊外の小さな街にも大きな魅力があります。

ヴェネツィア

かつて貿易で栄え、今は観光で賑わう水の都
かつては強大な海運共和国として貿易で栄え、「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの異名を持つヴェネツィア。「ラグーナ(潟)」の上に築かれた街は、大小合わせて118の島々から構成され、街全体と周囲に広がる干潟が世界遺産に登録されています。運河にはゴンドラが行き交い、世界中から多くの観光客が訪れます。

ミラノ

文化の先端をいく、国際的都市
イタリア第2の都市ミラノ。NY、パリと並ぶ世界3大ファッションショー「ミラノ・コレクション」が象徴するように、国際的なファッション・経済の中心地として知られています。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」など、芸術面でも多くの刺激を得られる街です。

ナポリ

南イタリアを代表する、美食の街
カンパニア州の州都ナポリは、南イタリア最大の都市。「ナポリを見てから死ね(Vedi Napoli, e poi muori)」という諺があるように、風光明媚な土地として知られ、函館、香港に並ぶ「世界三大夜景」のひとつにも選ばれています。食の面では、ナポリピッツァが有名で、トマトとバジルとモッツァレラのピッツァ「マルゲリータ」を生んだ地でもあります。

小さな街

リラックスした気分を味わえる、郊外の小さな街。豊かな自然の中、ゆっくりと生活が営まれ、街を歩けばすぐに顔見知りができるでしょう。
オルベテッロ
両側を潟に挟まれ水に浮かぶような独特の地形が有名です。戦時中は、水上飛行場としての機能を持ちましたが、現在は、海水浴やダイビングが盛んなリゾート地となっています。
オルヴィエート/チヴィタ・ディ・バニョレージョ
数々の戦乱が繰り返されてきた歴史から、切り立った崖の上に築かれた街。オルヴィエートは「世界一美しい丘上都市」と言われ、チヴィタ・ディ・バニョレージョは「天空の城」とも呼ばれています。
トーディ
ウンブリア州の丘の上にある小さな街。中世には自治都市として栄え、当時の建築物が多く残っています。外観の美しさ、環境への優しさ、都市としての機能などから「世界一住み心地の良い街」と評されたこともあります。
ラグーザ
世界遺産に登録されている「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」のひとつ。街に建ち並ぶ後期バロック様式の建物は、1693年の大地震により街がほぼ壊滅しながらも、見事な復興を遂げた際に、建てられたものです。