イタリアの美しき書店

Le più belle librerie d'Italia

数千年の歴史と文化

個性豊かな20の州と彩りあふれる「食」

歴史的に、大小さまざまな都市国家が競い合い切磋琢磨して個性豊かな文化を生み出してきました。

ファッション、アート、建築、歴史、哲学、文学。あらゆる知的欲求を満たしてくれる魅力的な書店たち。イタリア各地の街を彩るランドマークのような書店の数々をご紹介します。

リブレリア・アクア・アルタ

Acqua alta
Venezia
運河の街ヴェネツィアの歴史を物語る貴重な書店「アクア・アルタ」。
街の歴史にとけこんだこの書店は、ヴェネツィアの人々はもちろんのこと、世界中の書店マニアからも愛されています。
古いゴンドラの中やバスタブに本を陳列したり、店頭には古い本で作り上げた階段があったり。
ノスタルジックで遊び心にあふれた書店は、知る人ぞ知るヴェネツィアの名所となっています。

リベッリーマ

Liberrima
Lecce
バロックの街レッチェの中心街に1993年にオープンした「リベッリーマ」は、エノテカを兼ね備えたユニークな書店。各ジャンルの最新刊を取りそろえた書店と郷土料理も味わえるエノテカで、食欲・知 識欲の両方を満たすことができます。

リブレリア・コープ・ザニケッリ

Libreria Coop Zanichelli
Bologna
ボローニャの重要な文化遺産である旧ボローニャ大学校舎・アルキジンナジオ館にある書店。科学・人文学を中心とする幅広い分野の在庫は4万5千冊。また州内で唯一、ZanichelliやBollatiなど由緒ある出版社の全カタログも取りそろえています。

リブレリア・パラッツォ・ロベルティ

Libreria Palazzo Roberti
Bassano del Grappa
グラッパで有名な街バッサーノ・デル・グラッパの中心街に立つ18世紀の貴族の館がそのまま書店になった「リブレリア・パラッツォ・ロベルティ」。優雅な三階建の館は1・2階が書店になっており、「ピアーノ・ノービレ」と呼ばれる素晴らしいフレスコ画で彩られた3階では作家の講演会やクラシック・コンサートなどを随時開催。見るだけでも価値のある書店です。

ディエチ・コルソ・コモ

10 Corso Como
Milano
「10コルソ・コモ」は、ファッションとデザインの街ミラノを代表するカルチャー・スポット。1990年に設立されて以来、文化と商業の交流ポイントとして流行に敏感な人々に広く親しまれてきました。アート&フォトギャラリーからブックショップ、デザイン、ファッション・スペース、レストラン、カフェ、さらにはホテルまで備えたミラノの最新流行発信拠点です。

リブレリア・アラルコ

Libreria All'Arco
Reggio Emilia
『精霊たちの家』で知られるチリの女性作家イサベル・アジェンデが、「私が見たイタリアで最も美しい書店」と評した「リブレリア・アラルコ」。1000㎡の広大なスペースには3万タイトルを超える蔵書と緑の中庭も備えている。音楽、アート、文化、そして文学を愛する全ての人のために開かれたリフレッシュ・スポットとして街のランドマークになっています。

アルトロクアンド

Altroquando
Roma
ローマの中心ナヴォーナ広場の裏手にある「アルトロクアンド」は、音楽とビールと本を愛する人々に人気のカルチャー・スポット。書店スペースの地階にはビールを片手にカルチャー談義や音楽ライブも楽しめるパブを備えています。

リブレリア・コープ・アンバシャトーリ

Libreria Coop Ambasciatori
Bologna
「レストラン&書店」がコンセプトの書店。1450㎡の広さを誇る三階建ての店舗は、14世紀、18世紀、19世紀の3つの世紀の建築様式が保存された貴重な歴史的建造物の中にあり、食事と本と社会文化を一度に体験できる斬新なスポットです。

トド・モード

Todo Modo
Firenze
書店、バール、劇場を備えた「トド・モード」は、ルネサンス芸術の都フィレンツェを象徴する総合カルチャー施設です。1万5千タイトルをそろえた書店とトスカーナのワインや料理も楽しめるカフェ「Uqbar」、そして劇場では朗読会やコンサート、セミナーなどが随時行われています。開催予定のイベントはHPのカレンダーで随時確認できるのでチェックして出かけましょう。

ジュファ・リブレリア・カフェ

Giufà Libreria Caffè
Roma
学生や若いアーティストたちが集うサン・ロレンツォ地区にある「ジュファ」は、本を心から愛する人たちが足繁く通うローマのオアシス。温かで家族的な店内の雰囲気はもちろん、入手が困難な小さな出版社の本も取りそろえているところがファンを惹きつける魅力と言えるでしょう。居心地の良いカフェテリアも備えているので、ゆっくり本と触れ合いたい人には最適のスポットです。