1088年創設の欧州最古のボローニャ大学をはじめ、数百年の歴史と伝統を誇る大学がイタリア各地に約90 校あり、その多くが国公立です。イタリアの大学は世界的に高い評価を受けています。教育の質が高いのはもちろん、教育の機会均等の理念に基づいて学費が低く設定されています。
イタリアの大学留学ならではの最先端の分野も多く、また各大学の精力的な国際化もあいまって、世界中から集まった教授陣や学生による国際的な環境で学ぶことができます。
英語だけで講義が行われる学位取得コースが多く、基礎課程、専攻課程、専門マスター、PhDなど幅広いコースを英米圏と同様に英語で学べる。
総合大学
工科大学
<Politecnico>
建築・医学・食文化・食科学などの専門大学
イタリア語の研究や教育を専門とする外国人大学
日本からの登録・受講が可能な通信制の大学
ヨーロッパ諸国が1999 年に初めて合意した協定「ボローニャ・プロセス」で締結された欧州評議会欧州文化条約に基づき、3 段階(3年+2年+3年)に構成されたヨーロッパ諸国共通の高等教育システムがイタリアの大学にも導入されています。
また通常、学年は9月~翌年1月(前期)と2月~7月(後期)という二学期制に分かれています。
イタリアと日本の各課程の科目数や単位のシステムには共通点がありますが、イタリアの大学では各科目の単位を取得するために試験に合格しなければならない点が日本とは大きく異なります。
日本ではレポート提出が一般的であるのに対し、イタリアでは年に3回ある試験期間(秋、冬、夏)で履修科目に関するテスト(口頭試験が中心)を受け、30点満点で評価されます。
教授との1対1の口頭試験(30 分程度)では詰め込んだ知識を単にアウトプットするだけでなく、学際的なアプローチも含めた比較分析も学生に求められ、しっかり受け答えができる幅広い知識が必要とされます。そして、単位の取得以上に各科目の点数が重視されます。
Bachelor’s degree の修業年限が比較的短いことから、近年、高度な専門性が特徴的なイタリアの大学のMaster’s Degree への高い進学率が顕著になっています。
さらに、より実社会に即した実践的なスキルを身に付ける1年間のSpecializing Master /Professional Masterもあります。日本ではまだあまり知られていませんが、欧州ではキャリアアップを図る社会人に人気のコースです。
イタリア留学する前に読んで準備に役立てましょう。
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