音楽院留学

イタリアの音楽留学。
イタリアには、長い歴史と豊かな伝統文化に支えられた世界有数の音楽院が全国各地に点在しています。

音楽の国イタリア」として知られている通り、どの音楽院も高いレベルの音楽教育を行っており、世界的に活躍する著名な音楽家を多数輩出してきた実績があります。
優れた教授陣や充実した施設に加え、それぞれの音楽院の特徴を生かした音楽教育が行われているのが最大の魅力です。

イタリアの音楽院の種類

イタリアで音楽が学べる高等教育機関は下記3つの種類があり、全国各地に点在しています。
これらの音楽院の専攻コースには、声楽、器楽、作曲、指揮、音楽教育学をはじめ、ギター、マンドリン、アコーディオン、古楽器などがあり、さらにクラシック以外にもジャズや電子音楽などのジャンルのコースも開講されています。開講されるコースはそれぞれの音楽院ごとに異なるので、注意が必要です。

国立音楽院

1

Conservatorio di musica
(約60校)

イタリア教育大学研究省が管轄する教育機関で、日本の音楽大学に相当します。

国立音楽院に準じる同等の音楽学校

2

Istituto Superiore di Studi Musicali

(約20校)

音楽系専門学校で開講される学位取得コース

3

一部の音楽系専門学校では、イタリア大学省によって認定された「学位取得コースCorso di Diploma Primo / Secondo Livello(音楽院と同等の学位を取得できるコース)」を開講しているところがあります。

音楽院留学のコースと取得できる学位

イタリアの音楽院では第1・2レベルに分かれて、それぞれの専攻コースが設置されています。この中からいずれかの専攻コースに登録し、必要な単位を取得して卒業試験に合格すると、学位を取得できます。

第1レベル―3 年間の基礎課程

Diploma di Primo Livello

コース名

Corso di Diploma Primo Livello
(Bachelor’s degree programと同等)

取得できる学位

Diploma Accademico di Primo Livello
(Bachelor’s level degreeと同等)

出願資格

  • 等学校卒業
  • 入学するためには事前選考審査、あるいは9月初旬~10月上旬に実施される入学試験(イタリア語、専攻実技)に合格する必要がある。

第2レベル―2年間の専攻課程

Diploma di Secondo Livello

コース名

Corso di Diploma di Secondo Livello
(Master’s degree programと同等)

取得できる学位

Diploma di Secondo Livello
(Master’s level degreeと同等)

出願資格

  • 学士号
  • 入学するためには事前選考審査、あるいは9月初旬~10月上旬に実施される入学試験(イタリア語、専攻実技)に合格する必要がある。

※第1レベルの下にCorso Pre-Accademico がありますが、高等教育のコースではないため、イタリア大学省の規定によって日本からの正式な出願は認められていません。ただし、進学準備コースFoundation Course(ファンデーション・コース)が開講されている音楽院もあります。

※第3レベルのCorso di Dottorato (PhD)、Corso di Specializzazione は、一部の音楽院でのみ開講されています。

※各専攻をさらに深めた、あるいは内容がより細分化されたCorso di Master I e II livello (First Level / Second Level Professional Master)が開講されている音学院もあります

注意!

音楽系専門学校で開講される学位取得コースの入学手続きについて

一部の音楽系専門学校では、イタリア大学省によって認定された「学位取得コース Corso di Diploma Primo & Secondo Livello (音学院と同等の学位を取得できるコース)」を開講しているところがあります。
該当する学校のリストはイタリア教育大学研究省のサイトで確認できます。

対象となる学位取得コースの名称

  • Corso di Diploma Primo Livello (3年課程)
  • Corso di Diploma Secondo Livello (2年課程)

これらの学校の学位取得コースに入学する場合は、音楽院と同様にイタリア大学省の高等教育専用サイト「www.universitaly.it」でオンライン登録をして、出願申請を行う必要があります。