2020-2021年度から導入されたイタリア大学省の専用サイト「www.universitaly.it」を通してのオンライン出願申請の開始によって、教育機関ごとに入学試験の状況は多様化しています。
特に大学ではオンライン出願申請時にアップロードされた卒業・成績証明書を出願申請先の大学が審査して合否判定を行うケースが増えました。そのため、出願申請完了後に入学試験を受験する必要があるのは、通常、大学の医学部や特別な分野で定員制をとるコース、実技を伴う美術学院や音楽院などです。ただし、例外もあります。
まず、ご自身の出願申請先の教育機関で入学試験を受験する必要があるかどうかを確認して下さい。
確認のポイント
①「www.universitaly.it」を通してご自身の出願申請が完了した後、9月に実施される入学試験の受験が必要かどうか確認してください。
②入学試験の受験が必要な場合は、下記の「入学試験の詳細情報はご自身で入手する」の注意事項をよく読んで、入学試験に関する詳細情報をご自身で入手して下さい。
イタリアで対面式の入学試験が実施される場合には、試験日に間に合うようにイタリアに入国して下さい。
▶入学試験情報に関する注意!
現在、各教育機関での専攻コースや語学の入学試験実施期日や形式は多様化しています。
入学試験の実施日は、9月初旬から教育機関ごとに設定されます。
また、試験の実施形式(対面式、あるいはオンライン等)も教育機関や試験の種類ごとに異なります。例えば、従来のようにすべて対面式で試験が実施される場合もあれば、語学試験はオンラインだが、専攻コースの試験は対面式、あるいはいずれもオンラインなど。音楽院等では、対面式の専攻実技試験の代わりに、音楽院が規定した選考審査用の演奏動画を作成して提出する等が必要になる場合もあります。
入学試験は極めて多様化しているだけでなく、今後の状況によって変更されることもありますので、十分な注意が必要です。
試験情報の詳細:
・試験日時
・実施形式:対面式、オンライン、選考のための動画等を作成して提出など。対面式の場合は、実施場所(キャンパス、校舎、教室)。
・試験科目など
International Medical CourseのIMATをはじめとする特別な分野は、オンライン登録を完了させないと入学試験が受けられませんので十分注意して下さい。オンライン登録についての情報は「留学手続きの流れ―高等教育機関STEP5」をご覧下さい。
対面式、あるいはオンラインで入学試験を受ける。
入学試験の結果が「idoneo(合格レベルに達していること)」でも、成績順位で入学定員からもれてしまった場合、入学試験で定員に満たなかった同じ教育機関の他のコース、あるいは他の教育機関の同じコースなどに、直接出願者が教育機関に再出願することができます。
手続き詳細(受付期間や手続き方法など)は再出願をする教育機関にお問い合わせください。
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-30