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イタリア留学は、ヨーロッパへの第一歩。
イタリアは、古くより独自の文化を育む一方で、常に数多くの民族を受け入れてきました。
全加盟国の国土総面積は、約400万㎢を超え世界第7位、人口で第3位を占める欧州連合（EU）は、GDP（国民総生産）では米国に次いで第２位を誇ります。巨大な文化・経済圏に身を置くことで、留学先の国だけではなく、欧州各国で研究活動や就職の可能性を広げることができます。
また、イタリアを拠点に、陸続きで高速バスや電車を使って気軽に各加盟国を訪れ、多様な言語や文化に触れる機会にも恵まれています。
27ヵ国が加盟する欧州連合、イタリアは発足メンバーのひとつで、地理的にもその中心に位置しています。古代ローマ時代はもちろんのこと、中世にもイタリアは栄華を極めた文化を誇り、経済的、および政治的な面においてもヨーロッパと地中海文化圏に大きな影響を与えてきました。
欧州連合の公用語は24言語。それは、独自の文化をもつ27ヵ国からなる、世界一大きいメルティングポットです。各加盟国がそれぞれのアイデンティティを維持しつつ、欧州全体の調和を保ち、かつ複合的な文化多元主義社会を構成しています。
現在、イタリアでは500万人あまりの外国人が暮らしています。その割合は、全人口のおよそ1/12。多様性の高い社会のなかで、情報やアイディアの交換も活発に行われています。
そうした異文化交流は、古代ローマ時代より、外国人や異教徒を受け入れ、国民として迎え入れてきたイタリアならではといえるでしょう。
大学や専門学校では、ヨーロッパのみならず、米国、アジアなどから来た、およそ30万人の外国人留学生が学んでいます。出身や言語、目的や年齢などさまざまな学生たちとの出会いは、イタリア留学の魅力のひとつです。
また、学生のほか、世界各地から優れた教授陣、研究者も多く集まっており、自分の専攻をイタリア人の観点だけではなく、「世界」という幅広い視野から学ぶことができます。
「エラスムス・プログラム」は、EU圏内の大学に在学する学生が数ヵ月から1年、圏内の大学への交換留学ができる制度です。イタリアをはじめ、各加盟国の大学に在籍する多くの学生がこの制度を利用しており、盛んな交流が行なわれています。
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